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私を叩きのめした一冊 乾ルカ (2/5ページ)

2014.6.22 12:30

札幌のアートスポット、「北海道立近代美術館」。このときは、ミュシャ展をやっていました=2014年5月30日、北海道・札幌市中央区(乾ルカさん撮影)

札幌のアートスポット、「北海道立近代美術館」。このときは、ミュシャ展をやっていました=2014年5月30日、北海道・札幌市中央区(乾ルカさん撮影)【拡大】

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  • 「死に至る病」(セーレン・キェルケゴール著/岩波文庫、780円+税、提供写真)

 たぶん、おのれを知的な人間に見せかけたかったのだと思います。まったく、恥ずかしいことです。若いころと書きましたが、これが中学生ならまだ、若気の至りでぎりぎり許されたかもしれません。でも私がそんなキャラ設定に走ったのは、成人してからなのです。まさに10年遅れてきた中二病。しかも、やっていること自体(読書)は、特別なことでは全然ないという情けなさ。履歴書の趣味の欄レベルです。でも当時はそんな自分の痛さに気づけずにいました。

 三歩進み五歩下がる

 自分にない知的さを求めていくと、自分の知的レベルには合わない本にも手を出してしまいます。「こんな本読んでいる自分すごい」と、悦に入りたいのだから、当然の流れとも言えます。

 『死に至る病』(セーレン・キェルケゴール)は、最寄り駅の貸し出し図書コーナーで見つけました。利用者が読みたい本を勝手に持ち出し、読み終えたら戻す、そんな大らかなシステムの棚に、小ぢんまりとありました。文庫サイズで、思いのほか厚みもなかったように思います。

 高校の倫理の授業で、著者名と著作名は知っていました。ちょっと哲学的な思考にも触れてみたかった私は、それを借り受けました。

三歩進み五歩下がる

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