文字のポイントがものすごく小さかったのがまず印象的でした。なんだかそれだけで、すごく難しそうな本を手にした気になるから単純です。
でも最初から、なんといいますか、私の脳みそでは処理しきれないものがありました。文字を読むには読めます。けれども、それを咀嚼(そしゃく)し、しっかりと理解することができないのです。文字だけを追って何行か進み、「やっぱりちょっと待って」とまた戻って読み直す。三歩進んで二歩どころか五歩下がる。ちっとも読み進めることができません。そんな馬鹿な。一応倫理の成績は、そこそこ良かったはずなのに。
そんな馬鹿なって、高校の授業基準で考えているところがもう、いろいろ間違えていますが…。
通勤電車の中で読み、眠気を催し、寝る前にまた開き、1ページもめくれずに就寝。2週間くらい頑張りましたが、やがて敗北を認めざるを得ないと、悟りました。
というわけで、『死に至る病』ですが、当然のように読了できませんでした。たしか13ページまでしか、読み進められなかったと記憶しています。こんな序盤も序盤でと、自分でもがっかりしましたが、頭がついていかないのだからどうしようもありません。