「after1995」では、今では珍しくないデジタルカウンターやパソコンを使った作品も展示している。速水氏は「1995年を起点に、今の状況を変えているものも出てきた」と前向きにとらえる。
しかし椹木氏は、日本の歴史が西洋のような「蓄積」ではなく、「反復」と「忘却」で構成され、美術にも影響してきたと指摘。東日本大震災を含めバブル崩壊後も地震が繰り返し発生、世界的にはテロが蔓延している社会情勢を挙げ、「95年の出来事は事後ではなく、事前ととらえるべきだ」と警鐘を鳴らした。(原圭介/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■MOTコレクション「クロニクル1995-」 8月31日まで、東京都現代美術館(東京都江東区三好4の1の1)。一般500円。月曜休館(7月21日は開館で翌22日に休館)。問い合わせはハローダイヤル(電)03・5777・8600。