「絵本のような物語なのに、倉持(裕)さんはちゃんとリアリティを持たせていてすごい。キャラクターに寄り添って見られる」と語る、女優のともさかりえさん=2014年6月11日、東京都内(寺河内美奈撮影)【拡大】
「貴族が出てくるぶっ飛んだ世界、なんですが、人物にすんなり感情移入できるんですよね。いろんなものに縛られた女中や執事が、制約から次第にはみ出していく姿が面白おかしくて」
そんな2人が仕える公爵(北村有起哉(ゆきや))は引きこもり。その権力を奪おうと成金貴族(片桐仁(じん))も屋敷にやってくる。鎌塚氏の父(ベンガル)も登場し、父子関係の葛藤も加わり…これでもかというドラマの詰め放題。稽古開始から8日後のインタビューだったが「第1弾にも増して、ますます物語の展開はスピーディー。まだ稽古が始まったばかりなのにみんなでもう疲れたよねと、すでに息切れ状態」。共演陣は手練ればかり。息切れは充実の証しなのだろう。
経験値増え緊張感も
かくいうともさかも女優キャリアは20年以上。放送中のNHK連続テレビ小説「花子とアン」でも教師、富山タキ役を威厳たっぷりに演じている。だが一方、キャリアを重ねるにつれ、演技に向き合う心境は思わぬ変化を見せているという。