米IT大手グーグルは6月25日、サンフランシスコで開いた年次開発者会議で、体に装着して使うウエアラブル端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド・ウエア」を搭載した初の腕時計型端末を3種類発表した。韓国のサムスン電子とLG電子、米モトローラ社がそれぞれ製造を請け負う。IT系として最有望商品といわれるウエアラブル端末の中でも「スマートウオッチ」と呼ばれる腕時計型は最も人気を集めるとみられ、米アップルも10月に発売する見通し。グーグルはアンドロイド搭載端末同士を連携させることで他社に打ち勝つ考えだ。
LGの腕時計型端末「Gウオッチ」は25日、日米など12カ国で販売を開始した。価格は2万2900円、米国では229ドル。サムスンの「ギアライブ」は2万2000円で、米国では199ドル。近日発売する。いずれもグーグルのオンラインストア「グーグルプレイ」で購入できる。円形ディスプレーが特徴的なモトローラの「モト360」は今夏、米などで発売予定だが、日本での発売は未定という。