米紙ワシントン・ポストのコラムニスト、ダナ・ミルバンク氏は6月25日、「オバマ大統領の政治的なボギー」と題するコラムでこう記した。
このところ、オバマ氏は与党民主党の苦戦が伝えられる今年11月の中間選挙に向け、企業経営者をホワイトハウスに招くなどして、連邦政府の契約企業職員の最低賃金引き上げなどの国内政策をしきりとアピールしている。ゴルフウエアを着た姿の写真だけで、その効果は大きく減じることになる。
オバマ氏のゴルフには、資金集めを伴うことが少なくなく、「永田町の論理」ならぬ「ワシントンの論理」の象徴として受け止められているのだろう。
中間選挙予備選で保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」系の共和党候補が一部で善戦している一因は、米国内で高まる「アンチ・ワシントン」の感情だ。それは民主党にも向かう。ワシントンというゴルフ場の外に目を向けなければ、民主党が中間選挙や大統領選で受けるロスは「2、3打」では済まなくなる。(ワシントン支局 加納宏幸/SANKEI EXPRESS)