馳氏は産経新聞社の取材に対し、自身の発言について「国家や国交といった問題と五輪は関係ない」と主張。遠山氏は「安倍晋三首相が対朝関係で成果を上げつつあるだけに、敵対一辺倒ではいけない」と発言意図を説明した。
また、野党では8月に平壌でプロレス大会を計画する日本(にっぽん)維新の会のアントニオ猪木参院議員が「皆さまと困難に立ち向かい、平和を実現したい」と発言。社民党の又市征治(またいち・せいじ)幹事長も「皆さまとは深い友好関係を維持してきた。高校授業料無償化法案の朝鮮高級学校への適用をめぐり共闘した」と、友好関係をことさら強調してみせた。
また、日朝国交正常化推進議員連盟会長を務める自民党の衛藤征士郎(えとう・せいしろう)前衆院副議長は「許宗萬(ホ・ジョンマン、朝鮮総連)議長をはじめ、各位のご健康とご多幸を心から祈念する」とするメッセージを寄せた。
唯一、民主党の大野元裕(もとひろ)参院議員が拉致問題について、「解決を含めた諸問題が、対話によって解決されることを願う」と言及しただけ。いずれの議員発言でも拉致被害者の帰国を強く求める「圧力」は鳴りを潜め、友好関係をアピールする「対話」姿勢だけが際立った。