体を動かすほどの駆動力を出すほどの力はないけれども、ピクリとでも動けば、HALがアシストしてくれます。その訓練を続けていくと、動かしにくい体に合わせて脳の運動回路の再構築がなされて、筋肉と脳の連携が再開していきます。人間の脳は状況に合わせて変化するフレキシブルさを持っているためです。
トヨタも「歩行練習アシスト」や「バランス練習アシスト」といった、歩行をアシストする機械を開発して実地応用に移すというニュースが流れました。図を見てみると大きなフレームの中央の装置や、バランスを鍛える装置に人間が「乗る」というような形をとっています。
トヨタは車という移動手段を作る会社です。昔でいう馬の代わりのものを作っています。一方、サイバーダイン社はコンピューターを駆使してサイボーグを作る会社です。それぞれが、「人馬一体」になるべく装置を開発しているというのは面白いことです。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS)