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植物の種 多様なデザイン 命を運ぶ「極上フェザー」 (1/4ページ)

2014.7.13 15:35

鳥の羽毛のような毛をもつクサボタンの実=2013年12月18日(久保秀一さん撮影)

鳥の羽毛のような毛をもつクサボタンの実=2013年12月18日(久保秀一さん撮影)【拡大】

  • クサボタンの実は、花が終わるとこの状態で熟し、風にのって落下する=2013年12月18日(久保秀一さん撮影)
  • シンジュガヤの若い実の断面(久保秀一さん撮影)
  • キケマンの種子=2013年5月13日(久保秀一さん撮影)
  • キケマンの実の断面=2013年5月21日(久保秀一さん撮影)
  • ヤドリギの種を包む粘液が、糸を引いて伸びる(久保秀一さん撮影)
  • ヤドリギの種で、粘液を取り除いたもの=2013年11月12日(久保秀一さん撮影)
  • アオツヅラフジの種=2012年11月23日(久保秀一さん撮影)
  • キウイの種。1つの実に800~1000個の種がある(久保秀一さん撮影)
  • コミカンソウの実。ミカンそっくり=2013年11月21日(久保秀一さん撮影)
  • コミカンソウの種。ミカンそっくり=2013年11月26日(久保秀一さん撮影)
  • イチゴの「種」。種に見えるが植物学上は「実」。食べている部分は「花托(かたく)」(久保秀一さん撮影)
  • トマトの種。種のまわりの粘液を取りのぞいたもの=2013年7月23日(久保秀一さん撮影)
  • リンドウの実と、種(久保秀一さん撮影)
  • モロヘイヤの種。有毒=2013年11月17日(久保秀一さん撮影)
  • モロヘイヤの実の断面。有毒=2013年11月17日(久保秀一さん撮影)
  • 「ずかん_たね」(近田文弘著、久保秀一写真/技術評論社、2680円+税、提供写真)

 軸から無数に出た絹毛(きぬげ)は、白い鳥の繊細な羽毛を思わせる。上等のフェザーをもったこの実の主は、クサボタン。本州の山に自生し、日当たりの良い草原や林のふちでよく見かける。

 うす紫色の花が散ると、十数個の子房(しぼう)が残る。子房にはめしべが落ちずに残っていて、やがてそこから絹毛が生える。子房が球状に集まっているため、実が熟すころ、全体はふわふわした羽毛のボールのようになる。晩秋の風が羽毛のボールを揺らすと、熟した実は風に乗って母体を離れる。

 タンポポ、ガマ、ガガイモ、ヤナギなど、実や種に毛をもつ植物は多い。風を利用して繁殖地を広げる作戦を選んだ植物たちだ。毛は、ありとあらゆるパーツから生み出される。タンポポの綿毛は花のがく片(へん)が、ガガイモやヤナギの毛は種の皮の一部が変化したもの。ガマは子房の下にある柄の部分から毛を生やす。植物学では、発生の由来によって「種髪(しゅはつ)」「冠毛(かんもう)」などと呼び分けている。

したたかに、美しく 生き残りかけ進化

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