スコラリ監督が「退場になってもおかしくなかった」という反則覚悟のプレー。それほど与えたくなかった先制点を奪われたことで、必勝を期すブラジルは攻めるしかなくなった。
しかし相手は最終ラインに5人が下がり、センターバックを3人置く布陣。中央突破は難しく、横パスを回す間に相手のプレッシャーを受け、ボールを失って逆襲を受ける場面が増えていった。
守備陣も早々の失点で、大敗したドイツ戦の記憶が頭をよぎった。ダビドルイスは「パニックが起きていた」と振り返る。特にロッベンに速さで抜かれるのを怖がるあまり、守備ラインがずるずると下がり、他の選手をフリーにしてしまった。
前半17分はボールを持つロッベンに対してチアゴシウバが距離を取って守る間に、デグズマンへパスでつながれ、そこからクロス。これはダビドルイスがゴール方向に戻りながら頭でクリアしたが、ペナルティーエリア中央のブリントに渡り、2点目を決められた。
ネイマールを欠いた攻撃陣も不振でパスが2本、3本とつながる場面はほとんどなく、攻めあぐねてはボールを奪われ、カウンターを食らう悪循環に。終了間際に3点目を奪われた。