累積警告で欠場した準決勝から復帰した主将のチアゴシウバも「相手のダイレクトパスやワンツーについていけなかった」と完敗を認めるしかなかった。
≪若手が大舞台経験 「この悔しさを糧に」≫
完敗のブラジルにとって数少ない収穫は、若い選手たちがW杯の舞台を踏んだことだ。スコラリ監督は「この世代は世界の4強として再スタートできる。2018年への道は開けている」と、4年後のロシア大会での活躍に望みを託す。
チームの23人のうち、W杯代表経験があったのはGKジュリオセザール、DFマイコンら6人だけ。守備陣が混乱した最後の2戦のように、自国開催で優勝を求められる重圧はもちろん、W杯独特の緊張感にのまれた印象も否めない。攻撃陣もエースのネイマールを欠くと機能しなくなった。苦境のチームをまとめる強力なリーダー不在も大きかった。
今大会で初めてW杯のピッチに立った選手で、22歳のネイマールとオスカルや、21歳のベルナルジはもちろん、27歳のダビドルイス、26歳のマルセロらも次回大会では十分に主力を担える年齢だ。ダビドルイスは「この悔しさは、18年に6度目の優勝を果たすための大きな動機づけになる」と巻き返しを誓う。