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【アラスカの大地から】(20) 過酷な環境へ驚くべき順応 (2/2ページ)

2014.7.14 17:15

巣穴から姿を現したホッキョクジリス。大きな個体は体長50cm、体重は1.5kgにも達する=2013年7月4日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)

巣穴から姿を現したホッキョクジリス。大きな個体は体長50cm、体重は1.5kgにも達する=2013年7月4日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)【拡大】

  • 雑食な彼らは花びらも食べる。冬眠明けには体重が3分の2にまで減少している=2013年7月1日、米アラスカ州(松本紀生さん撮影)
  • 米アラスカ州のマッキンリー山(標高2万237フイート、6168.2メートル)=2013年9月12日現在

 特筆すべきはその冬眠方法だ。

 約8カ月間にもおよぶ冬眠中、彼らは体温を通常の37度からなんとマイナス3度にまで下げるという。氷点下である。そのままでは凍死してしまうので、数週間ごとに目覚め、蓄えた脂肪を使い体温を35度前後にまで回復させるらしいのだ。まさに生死をかけた究極の省エネサバイバルである。

 春の大地を駆けまわるその愛嬌(あいきょう)あふれる姿からはおよそ想像できない壮絶な営み。どんな高価な製品よりもはるかに進化した、自然界の最新ボディーである。(写真・文:写真家 松本紀生/SANKEI EXPRESS

 ■まつもと・のりお 写真家。1972年生まれ。愛媛県松山市在住。立命館大中退後、アラスカ大卒。独学で撮影技術やキャンプスキルを学ぶ。年の約半分をアラスカで過ごし、夏は北極圏や無人島、冬は氷河の上のかまくらでひとりで生活しながら、撮影活動に専念する。2004年夏、マッキンリー山登頂。著書に「オーロラの向こうに」「アラスカ無人島だより」(いずれも教育出版株式会社)。日本滞在中は全国の学校や病院などでスライドショー「アラスカ・フォトライブ」を開催。matsumotonorio.com

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