民間調査会社ピュー・リサーチ・センターが6月に発表した世論調査によると、自らを一貫した保守派、リベラル派であると答えた回答者は20年前の1994年の10%から21%に増加した。民主党支持者は20年前に比べよりリベラル、共和党支持者はより保守に位置付けられた。調査はこれを「二極化」を裏付けるものと説明している。
オバマ氏が民主党支持者がよりリベラル化しているという認識を持っているとすれば、議会での共和党との合意形成よりも対立を選ぶのは合理的な選択ということになる。
ただ、ワシントン・ポスト紙でこの調査を「二極化していない」と批判したスタンフォード大のモリス・フィオリナ教授が指摘するように、民主党内の保守派、共和党内のリベラル派が20年前に比べて減った結果と見た方がいい。別の世論調査では、両党を支持しない無党派層が過去最高を記録している。
4割程度というオバマ氏の低支持率の一方で、議会の信頼度も6月のギャラップ社調査で過去最低の7%となった。政争が激化する中で「決められない政治」への不満が高まっている。(ワシントン 加納宏幸(かのう・ひろゆき)/SANKEI EXPRESS)