ミカエルがプロレス好きであることを知ったローズは、ミカエルとの関係を修復しようと、プロレスラーになることを決意。勤務先のスーパーマーケットで一緒にレジ係を務めるコレット(バイ)、ジェシカ(オドレイ・フルーロ)、ヴィヴィアン(コリンヌ・マシエロ)とプロレスチームを結成し、メキシコの強豪レスラーとの対戦を目指し、猛特訓をスタートしたが…。
生きるうえでの参考に
プロモーションで来日したジャン=マルク・ルドニツキ監督(45)は「フランス発の映画が米国でリメークされ形を変えて見てもらえるなんてうれしいよ」と声を弾ませるものの、実はこの映画の監督を務めるまでは「大のプロレス音痴」だったそうだ。監督就任への打診に「これはすごい!」と飛びついたのは、「シリアスな人間ドラマに少々の笑いをスパイスとしてピリリと振りかけるのが僕の作風。登場人物も庶民が好きなので、この作品の脚本は魅力的に思えたから」。ルドニツキ監督は意外なところに転がっていたネタにほくそ笑み、プロレスの勉強をスタートしたという。