4人の人物設定を血気盛んな20代ではなく、40~50代と高くしたのはなぜだろう。「人生でいろんなつらい経験をした女性たちをちりばめて、映画を見る人に生きるうえでの参考にしてもらいたかったんだ」。刑事事件を起こしたり、大柄な容姿にコンプレックスを持っていたり、浮気性の夫に疲れ果てたり、血眼になって恋人探しに走ったり…。確かに放ってはおけない、魅力たっぷりの女性たちが登場する。
それにしても、60代のバイがよく出演に応じたものだ。身長163センチと、女子レスラーとしてはそこそこの上背があるとはいえ、危険なオファーではなかったのか。ルドニツキ監督は敬意を込めてバイの気持ちを推し量った。「大女優というものは、決しておごることはなく、常に新しい可能性を求めて挑戦するものですよ」。7月19日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。(文:高橋天地(たかくに)/撮影:寺河内美奈/SANKEI EXPRESS)