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【Message from the Ocean】(2)メキシコ・ムヘーレス島 大物に興奮 もっと近くで見たい (1/3ページ)

2014.7.18 10:55

捕食のために、海中でグルグルと回転するマンタに向かって、素潜りでアプローチを試みる、長男の海友(かいと)君=2013年7月27日、メキシコ・カンクン沖のムへーレス島(越智隆治さん撮影)

捕食のために、海中でグルグルと回転するマンタに向かって、素潜りでアプローチを試みる、長男の海友(かいと)君=2013年7月27日、メキシコ・カンクン沖のムへーレス島(越智隆治さん撮影)【拡大】

  • 長男の海友(かいと)君にとっては今回2回目となるメキシコでのジンベエスイム。2年前の初体験のときは少し慎重だったが今回は余裕のポーズでジンベエザメとの記念撮影に収まった=2012年6月25日、メキシコ・カンクン沖のムへーレス島(越智隆治さん撮影)
  • 夢中で捕食しながら、水面下を移動するジンベエザメたち。接触しそうになることもしばしば=2012年7月25日、メキシコ・カンクン沖のムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • 水面下を捕食しながら泳ぐジンベエザメの下を、編隊を組んで移動するマンタ=2013年7月26日、メキシコ・カンクン沖のムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • ヒメイトマキエイ、通称モブラの群れは、海の中に描かれた三角形の模様のようだ=2012年8月1日、メキシコ・カンクン沖のムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • 海に入ることしか頭に無い、長男の海友(かいと、左)君と二男の颯友(はやと)君。このときは、海へ通じる道が見つけられず、しばし路肩に座り込み、途方に暮れていた=2013年7月25日、メキシコ・カンクン沖のムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • メキシコ・カンクン沖のムヘーレス島
  • 海洋フォトジャーナリスト、越智隆治(おち・たかじ)さん=2014年6月19日(本人提供)

 「あっ、来た! あっちからも、こっちからもジンベエザメが来るよ!」「下にはマンタもたくさん泳いでる!」

 巨大な海洋生物に囲まれて、水中マスクをかぶった10歳の長男、海友(かいと)が、興奮しながら水面に顔を出し、うれしそうに私に向かって叫ぶ。その直後には、臆することもなく、その巨体に少しでも接近しようと小さなフィンをキックして、スキンダイビングを試みた。「ずいぶんたくましくなったな」。息子の成長ぶりに思わず目を見張った。

 2013年7月、メキシコのユカタン半島にあるリゾート地、カンクンの沖にあるムヘーレス島に家族で滞在して撮影を行った。狙ったのは、世界最大の魚、ジンベエザメの大群だ。

 一匹に遭遇するだけでも大興奮する、ダイバーが最も会いたい海洋生物の一つだ。それが、ここでは、いけすに飼われているかのように、海面に背びれと尾びれを出して、うじゃうじゃと泳ぎ回っている。その数、少なくとも300匹以上。

 なぜこんなに集まるのかというと、この時期に、この海域でカツオの大産卵が行われ、プランクトンやオキアミなどを主食とするジンベエザメは、その卵を食べに集まって来るのだという。実際、海に入って泳いで、ボートに戻ってくると、身体のそこかしこに、半透明のつぶつぶした、カツオの卵が付着しているのに気づく。

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