≪ベストショット狙い 親も夢中≫
通常は、ジンベエザメだけが群れるのだが、この時は、なんと100匹以上のオニイトマキエイ、通称マンタまで捕食に合流して、すごいことになっていた。「こんなこと初めてだよ!」と僕らがチャーターしたボートのキャプテンもそのすごさにあきれて大笑いしていた。
ジンベエザメの大群が見られる時期は、観光客を乗せたボートも、その海域に70隻以上が姿を見せる。中には、小さな赤ちゃんを乗せているボートもあり、ぶかぶかのライフジャケットを着せた赤ちゃんを抱えて、ジンベエザメに接近し、写真やビデオにその様子を収めようと懸命に泳ぐ、親ばかな父母たちの姿もちらほらと見ることができる。
かくいう私も、7歳の次男、颯友(はやと)と10歳の長男、海友(かいと)が、ジンベエザメやマンタと一緒に泳いでいるシーンの撮影がしたくて、プロの水中写真家という立場を忘れて、「こっちに来い!」「今だ、潜れ!」と息子たちに指示を出し、夢中になって泳ぎ回っていた。