「人がたくさん通るところではなく、昔の商店街のように地域に密着した半径500メートルぐらいの人にどのくらい利用されるか。地元の人たちの生活にどう溶け込めるか」
説明してもなかなか納得してもらえないので、自分で試してみた。将来は米西海岸にも大豆のドーナツで店を出したい。鎌倉の海辺を選んだのはそのためでもあった。
日本人が求める豊かさの質が少し変わってきた。そんな変化を感じさせる空間でもある。
≪地元と観光客 つながり生むきっかけに≫
鎌倉市は人口17万程度の小ぢんまりとした都市なのだが、そこに年間2000万もの観光客が訪れる。春や秋、アジサイの季節の梅雨には観光名所も江ノ電も大混雑。夏の海の人出もすごい。もうこれ以上、観光客に来ていただかなくても…と他の町から見ればぜいたくな声も聞かれる。
昨年(2013年)は世界遺産登録で苦い思いを味わい、そうしたモンロー主義的傾向が一段と強まった印象もある。