「東日本大震災チャリティーオークション」にレディ・ガガ(左)が出品したガガ仕様のハローキティ。金髪にラインストーンや貝殻をあしらったスーツを着ている=2013年12月1日(提供写真)。(C)1976,2014_SANRIO_co.,LTD.【拡大】
ファンの成長に寄り添う
ところが87年、高校生から1通の手紙が届く。「ずっとキティちゃんのファンだけれど、子供っぽいと言われてしまう」と悩んでいた。時はDCブランドブーム、街にはモノトーンの装いがあふれていた。「それで高校生向けのグッズにチャレンジさせてください、と会社に言って、モノトーンシリーズを出しました」。ファンシーグッズとしては異例の黒。しかしこれが当たった。以降、キティは従来通りの小学生向けの文具などの路線と、もう一つ、OLになり子供を産み…と成長してゆく昔からのファンに寄り添い、キッチン用品など幅広くグッズを展開していった。
「次、どうなるの?」
サンリオで役職についてもサイン会でファンとの交流を欠かさない山口さんは、いつもこう聞かれる。キティちゃんが次に身につけるのは、何色のどんなアイテムなんだろう。そんなふうに期待されるのは、やはり山口さんがキティに着せたものが、その後、流行のファッションアイテムになることがあったからだ。例えば2009年のキティは「だてメガネ」姿。今やおしゃれアイテムの定番だ。