米海兵隊のヘリから地上降下訓練をする陸上自衛隊員=2014年7月2日、米ハワイ州オアフ島の米海兵隊カネオヘ・ベイ基地(共同)【拡大】
重い「服務の宣誓」
国会審議で、民主党の岡田克也前副総理(61)は「自衛官の生命のリスクを高めることと認めた上で、(自衛隊の任務拡大の)必要性を議論すべきだ」と論じた。
共産党の小池晃氏(54)は「初の戦死者を出すかもしれない。集団的自衛権を命の重さの観点から掘り下げなければならない」と語った。社民党の吉田忠智(ただとも)党首(58)は「米国の戦争に自衛隊が参加して血を流すことになるのではないか」として、リスクを認めるよう首相に迫った。
危険が増すという視点ばかりを強調している。しかし、1日の閣議決定は、自衛隊の任務拡大の態勢を整えることで抑止力を高めることを狙っている。「自衛官の命」にとって安全の方向に作用する面もある。ここまで論じなければ不公平というものだろう。