1989年6月の天安門事件の直後に、民主化運動を支持したとされる趙紫陽元総書記が更迭されたが、その後、最高指導部メンバーは失脚していない。当時の最高実力者だった●(=登におおざと)小平(とう・しょうへい)氏が党内の権力闘争激化を避けるために、政治局常務委員クラスの指導者の責任を問わないとの暗黙のルールをつくったといわれる。
今回、習主席が●(=登におおざと、とう)氏がつくったルールを破ったことは、長年の党内権力バランスを崩したといえる。
中国共産党の長老と現役指導者は、7月末から8月上旬にかけて河北省の避暑地、北戴河で重要会議を開く予定だ。共産党関係者は「党内の反対意見を封じるために、北戴河会議前というタイミングで周氏の失脚を発表した可能性が高い」と話している。(北京 矢板明夫/SANKEI EXPRESS)