しかし、周囲の目は厳しい。稀勢の里は1年間で2度も綱取りの好機を逃し、名古屋場所の千秋楽まで優勝を争った琴奨菊は故障が多い。
だからこそ、新大関誕生が風穴をあける契機として期待される。師匠の境川親方は「今の横綱3人の勝負根性をみんなが吸収し、そうはいかんぞとぶつかることで活気づけばいい」と3大関に発奮を促す。
7月28日の横綱審議委員会では、大関陣の今後を占う話題が、史上3人目の優勝30回を達成した白鵬を上回ったという。初優勝の先につながる綱取りに向け、豪栄道は「力士である以上、その思いは当然ある」と気概を示す。日本人大関による横綱昇進レースが本格化すれば、回復傾向の大相撲人気はさらに熱を帯びる。(SANKEI EXPRESS)