音楽アーティスト、登坂広臣(とさか・ひろおみ)さんは映画の主題歌「OH_MY_LITTLE_GIRL」を歌う尾崎豊の大ファン。「この映画は僕の財産です」=2014年7月29日、東京都目黒区(鴨川一也撮影)【拡大】
では、登坂が言う自分らしさとは何だろう。登坂は「ファンの皆さんに『(僕が)何かを演じているんだな』と思わせないように、いつもの自然な姿を見てもらうこと」と答えた。「歌っているときも、バラエティー番組に出演したときも、演技をしているときもそう。僕を見てくれた人は『登坂は自分らしさを一番大事にしているんだな』と感じ取ってくれたと思います」
能年さんの存在感
対照的に、能年の演技に臨む姿勢は「とてもストイック」で思わず目を見張ったそうだ。「役になりきっていました。完全に没頭しているんですよ。能年さんが醸し出す空気感、存在感、迫力は、瞬時に現場を引き締めてくれるほど圧倒的なもので、僕にないものまで引き出してくれた気もしています」。能年が登坂に頭突きを食らわせるシーンの裏話からも彼女のすごみが垣間見える。能年から「本気でやっても大丈夫ですか」と丁重に相談を受けた登坂は、「本気でお願いします」と承諾はしたものの、翌日になってからじくじくと額が痛み出してしまったそうだ。登坂は「能年さんを語るうえで忘れられないエピソードです」と振り返った。