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【取材最前線】文系社長の執念 (1/2ページ)

2014.8.2 13:20

 世界の重電大手によって繰り広げられた仏アルストムのエネルギー部門の買収争奪戦。米ゼネラル・エレクトリック(GE)の勝利で幕を閉じたが、三菱重工業が独シーメンスとの共闘という形で参加し存在感を見せた。20年近く続いた「売上高3兆円の壁」を越えようと、宮永俊一社長の下、規模拡大に突き進む三菱重工だが、真のグローバルプレーヤーに向けて険しい道のりが待つ。

 「提案が不採用となり、残念」。6月下旬の株主総会で、宮永社長は淡々とアルストム争奪戦を振り返った。

 昨年(2013年)4月に41年ぶりの文系出身者として社長に就任。旧来の「自前主義」を脱し、米エンジン大手プラット・アンド・ホイットニーのガスタービン事業や、デンマークの風力発電大手ベスタスなど、次々とM&A(企業の合併・買収)を進めてきた。

 そんな宮永氏にとっても、アルストムは過去にない規模の案件。フランスに飛び、大統領を訪問、シーメンス首脳と英語の記者会見も行った。

「文系社長の時に三菱重工は大きな転換がある」

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