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【理研・笹井氏自殺】STAP解明のキーマン 小保方氏らに3通の遺書 (5/5ページ)

2014.8.6 10:00

2014年1月28日、小保方晴子(おぼかた・はるこ)さん(左)とともにSTAP細胞の研究発表にのぞんだ理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長=兵庫県神戸市中央区の理化学研究所(共同)

2014年1月28日、小保方晴子(おぼかた・はるこ)さん(左)とともにSTAP細胞の研究発表にのぞんだ理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長=兵庫県神戸市中央区の理化学研究所(共同)【拡大】

  • STAP細胞問題をめぐる経過=2014年1月28日~8月5日
  • STAP細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)の主論文の著者=2014年3月16日現在
  • 【STAP細胞】小保方(おぼかた)晴子氏の疑惑の構図(賛否はSTAP論文の撤回について)=2014年4月9日現在
  • 新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の作製方法=2014年2月2日現在

 10年以上の付き合いがある斎藤茂和(しげかず)副センター長は、笹井氏の人柄を「元気で愛嬌(あいきょう)がある」と表現。だが、数カ月前に会った理研関係者は「体に発疹が出ており、相当なストレスを抱えていたようだ。センターを辞めた方がいいと助言すると、明確には答えなかった」と振り返る。

 笹井氏は研究員に「自分の研究室がなくなるかもしれない」と漏らし、就職活動を勧めていた。「少しでも再就職に有利になればいいと思ったのだろう。熱心に論文を添削していた」とセンターの男性研究者。

 問題が発覚するまでは、次期センター長の有力候補の一人で、本人も意欲を見せていた。竹市センター長は「多くの批判を受け、精神的に耐えられなくなったのだろう。苦しかっただろうが、もう少し我慢してほしかった」と悔やんだ。(SANKEI EXPRESS

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