6日の東京株式市場でソフトバンクの終値は前日比253円安の6972円となり、約2カ月半ぶりに7000円を割り込んだ。
≪崩れた「3強構想」 世界戦略見直し≫
ソフトバンク傘下の米スプリントが米TモバイルUS買収の交渉を中断することで、米携帯電話市場でベライゾン・ワイヤレスとAT&Tの2強への対抗軸を作るというソフトバンクの孫正義社長(56)のもくろみは崩れた。当面、スプリントだけを足がかりに、米国でのビジネス拡大を目指す。
重い設備投資負担
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)などは、スプリントが2007年からトップを務めてきたダン・ヘッセ最高経営責任者(CEO)を交代させると報じた。ロイター通信によると、後任にソフトバンク子会社で米携帯電話卸売り大手ブライトスターのマルセロ・クラウレCEOを指名する見通し。
スプリントは高速通信網の整備で出遅れ、顧客の流出に悩まされていた。ソフトバンク傘下に入ってからはコスト削減と通信網の拡充に力を注ぎ、今年4~6月期は最終損益が四半期ベースで約7年ぶりの黒字に転換した。