沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事(74)は8月7日、那覇市内で記者会見し、任期満了に伴う県知事選(10月30日告示、11月16日投開票)への3選出馬を正式に表明した。仲井真氏は「産業、雇用、離島振興など沖縄はあらゆる面で活況を呈している。この流れを変えてはならない」と述べた。米軍普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)の5年以内の運用停止は「安倍晋三首相と約束しメドをつけた」とし、これを確実に実現したいと訴えた。
自民党の石破茂(いしば・しげる)幹事長(57)は7日、仲井真氏を支援する方針を示した。
知事選は普天間飛行場の名護市辺野古(へのこ)への移設が争点。元自民党県連幹事長ながら辺野古移設反対を唱える翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長(63)も出馬の意向を示し、那覇市議や社民、共産両党など県政野党5団体の支援を受ける。下地幹郎(みきお)元郵政民営化担当相(52)も出馬を表明した。