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仲井真氏、沖縄県知事選出馬を正式表明 「県外移設」の因縁 保守分裂の決断 (2/5ページ)

2014.8.8 11:20

沖縄県知事選への出馬会見に臨む仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事=2014年8月7日午後、沖縄県・那覇市内のホテル(共同)

沖縄県知事選への出馬会見に臨む仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事=2014年8月7日午後、沖縄県・那覇市内のホテル(共同)【拡大】

  • 元自民党県連幹事長ながら辺野古(沖縄県名護市)移設反対を唱える翁長雄志(おなが・たけし)那覇市長=2010年1月12日、沖縄県那覇市(斎藤浩一撮影)
  • 記者会見で沖縄県知事選に出馬の意向を表明する、下地幹郎(しもじ・みきお)元郵政民営化担当相=2014年7月31日午後、沖縄県那覇市(共同)
  • 沖縄県知事選(2014年10月30日告示、11月16日投開票)の立候補予定者=2014年8月7日現在、※敬称略
  • 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場、浦添市、那覇市、中頭郡西原町、中頭郡中城村
  • (使う)沖縄県名護市、名護市辺野古
  • 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)、沖縄県名護市辺野古=2013年12月27日現在
  • 尖閣諸島(沖縄県石垣市)、石垣島(沖縄県石垣市)

 ≪「県外移設」の因縁 保守分裂の決断≫

 「基地問題を含め、同じ考えを持つ人に巡り合うことができなかった」

 仲井真氏は8月7日の記者会見で後継者に道を譲らず、出馬に至った胸のうちをそう吐露した。普天間飛行場移設問題で翁長氏との決別を宣言したに等しい。

 両氏の激突は、昨年(2013年)12月27日に仲井真氏が普天間飛行場の名護市辺野古への移設で埋め立てを承認した前後に確定していた。

 ルビコン川を渡った翁長氏

 「翁長さんはルビコン川を渡ったんですかね」

 埋め立て承認から約1週間後の今年正月、仲井真氏は面談した知人に漏らした。翁長氏が「ルビコン川を渡る」とは、辺野古反対で社民、共産両党など革新勢力と共闘し、知事選に出馬することを指す。

 実際、翁長氏はすでにルビコン川を渡っていた。

 「一緒にやれないか」。昨年(2013年)11月、自民党県連幹部は翁長氏に何度も直談判した。県連は普天間飛行場の県外移設要求から辺野古容認に転換する大詰めの段階に入っており、翁長氏にも同調を求めた。

2010年の前回知事選 県外移設を訴える県民の声が一気に高まる

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