女性の活躍できる社会の実現に向け、NPO活動などに取り組むタレントの菊池桃子氏。9月上旬の内閣改造では閣僚起用も取り沙汰される=2013年8月28日、東京都港区(戸加里真司撮影)【拡大】
女性議員の場合、男性議員よりも少ない当選回数で入閣する可能性が高い半面、政治手腕のほか「女性としての存在感」を求められることも少なくない。
首相に近い女性議員で入閣の可能性が取り沙汰されているのは、山谷(やまたに)えり子参院政審会長(63)や丸川珠代党厚生労働部会長(43)。参院当選4回の橋本聖子(49)、参院当選3回の有村治子(43)両氏の名前も初入閣候補として飛び交う。
そして、菊池氏の最大のライバルとなりそうなのが小渕優子元少子化担当相(40)だ。党内では来春の統一地方選や次期衆院選に向け「党の顔」として期待する向きもある。菊池氏と同様に子育てに奮闘中で、入閣は2度目ながら仕事と育児の両立をアピールできる女性として適任とみられているからだ。
本人はきっぱり否定
果たして、首相や森氏サイドは閣僚就任の要請を菊池氏に行っているのか。今月(8月)上旬、菊池氏に直撃すると「そのような打診はありません」ときっぱり否定した。また、自身のブログでは政治家志望でないことも明らかにしている。どうやら本人は今のところ、及び腰のようだが、入閣すれば内閣支持率アップが見込める菊池氏だけに首相の対応が注目される。(比護義則/SANKEI EXPRESS)