防衛省は8月14日、米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移設作業に向け、調査や工事に伴う立ち入り禁止区域を明示するブイ(浮標)を辺野古沖に設置し、フロート(浮具)も置いた。辺野古移設反対派の妨害を阻止するためで、16日にも海底地質を調べるボーリング調査に着手し、移設作業を本格化させる。
工期短縮も検討
ブイ設置とボーリング調査に先立ち、日米両政府は7月、米軍キャンプ・シュワブ周辺の辺野古沖に臨時制限区域(約561.8ヘクタール)を設けた。沿岸から約50メートルだった立ち入り禁止区域は最大約2キロに広がった。ブイは制限区域に沿って設置した。
制限区域内では米軍や工事用船舶以外の航行が禁止されている。内側に侵入すれば、海上保安庁が米軍施設・区域への侵入を禁じる刑事特別法を適用し、排除する。
ボーリング調査は11月30日までに終え、今年度中に護岸や埋め立てに関する詳細な実施設計をまとめ、来秋以降、護岸と埋め立ての工事に入る。