昨年(2013年)4月の日米合意では2022年度までの完成を目指していたが、沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事(74)が普天間飛行場の5年以内の運用停止を求めているため、工期の短縮を検討している。
ボーリング調査は当面、陸地に近い21地点を予定しており、その後、範囲を広げて約60地点も調べる。海域に台船を設置し、掘削により地盤の強度や地質を確認するのが目的で、その結果に基づき最終設計図となる実施設計をまとめる。
護岸・埋め立てに使うケーソンと呼ばれる箱形コンクリートや資材を置く作業場も設け、場所は(1)米軍キャンプ・シュワブ内(2)シュワブに隣接する漁港(3)海上-の3カ所を計画。漁港の作業場整備には名護市の稲嶺進市長(69)の許可が必要となるが、辺野古移設に反対している稲嶺氏が許可する可能性は低く、防衛省は代替措置を検討する。
護岸工事は海底に砂利を敷いた上で、海底が深い海域ではケーソンを設置し、浅い海域ではコンクリートを流し込んだ鉄板や消波ブロックを置き、その内側を土砂で埋め立てる。ケーソンを設置できるのは16年以降とみられている。