トルコ・キリス、シリア・バーブ【拡大】
米NBCテレビなどによると、マケイン氏はイリノイ州生まれで、ミネソタ州の高校に通い、その後、サンディエゴのカレッジで学び、ソマリア料理のレストランで働いていた。騒乱罪や傷害罪での逮捕歴があり、2004年にキリスト教からイスラム教に改宗。ツイッターに「彼らはアラーの神の兵士となった」「過去を決して振り返らないと、アラーの神に言わねばならない」などと書き込んでおり、次第に過激思想に染まっていったようだ。
今年5月ごろには、トルコから国境を越えシリアに入ったとみられているが、要注意人物の監視を行っている米当局も察知できなかったという。
貧困層の若者が中心
エリック・ホルダー米司法長官(63)はCNNテレビに対し、シリアでは過激派組織に欧米などから約7000人の外国人戦闘員が参加しており、米国人については「100人が合流しようとしていた」と明かした。
実際、5月にシリアでフロリダ州出身の22歳の男性が自爆テロで死亡したほか、7月にはコロラド州出身の女性が過激派支援のためシリアに渡航しようとした疑いで逮捕された。