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【花千代のビューティフル・フラワーズ】和花であらわす秋の気分 (2/4ページ)

2014.8.29 17:25

ケイトウを使った秋のアレンジ。和花であらわす秋の気分(Finish!、花千代さん提供)

ケイトウを使った秋のアレンジ。和花であらわす秋の気分(Finish!、花千代さん提供)【拡大】

  • (手順1)オアシスをセットした花器にフウセントウワタを挿し、アレンジの骨格を作る。その際、左右や高さを充分に出す(花千代さん提供)
  • (手順2)骨格の内側を埋めるように、実物のノバラと唐辛子を挿し、ボリュームを出していく(花千代さん提供)
  • (手順3)メインの花であるケイトウを5輪固まりにして中央に挿し、その後ろにリンドウをバランスよく挿す(花千代さん提供)
  • (手順4)仕上げに紅葉色のファーガスの葉を全体に散らして秋の表情を足していく(花千代さん提供)
  • 展覧会「アートアクアリウム2014」の模様=201年、東京都中央区・日本橋三井ホール(花千代さん撮影)
  • 【写真劇場】フラワーアーティスト、花千代(はなちよ)さん=2010年(本人提供)

 また花に重ねる人の情にも、今と昔の時代を超えて共通するものがあるようです。

 万葉集には、三十六歌仙の一人、山部赤人の歌で

 わが屋戸に 韓藍蒔(からあいま)き生(おほ)し 枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとぞ思ふ

 というのがあります。

 花言葉は「色あせぬ恋」

 この歌の中に出てくる「韓藍」とはケイトウのこと。この花がかつて朝鮮半島を経由して大陸から伝わったことがわかる名です。ケイトウには「色あせぬ恋」という花言葉がありますが、山部赤人の歌からも、赤々と燃え枯れることのない恋の情が伝わってくるようです。

 かつてはお盆や彼岸の供花のイメージが強かったケイトウ。ですが、最近では品種改良が進み、ひと皮むけた印象に。その面白い質感と色合いから、今やフラワーアレンジメントの人気種となりました。

ケイトウの花言葉 「色あせぬ恋」「情愛」

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