2人は京都市出身でもあり、始めるなら「観光都市・京都で」ということになり、まず昨年9月に運営会社を設立。立地場所など綿密なリサーチを経て今年2月、オープンにこぎ着けた。菊川執行役員は「これまで、ペットの宿泊施設といえばペットサロンや動物病院に併設したものが多く、宿泊に特化した専用施設は京都でここだけではないでしょうか」と語る。
その言葉通り、宿泊に特化しているだけあってサービスは綿密。「自宅と限りなく同じ環境でお過ごしいただく」(菊川執行役員)ことが最大のウリとあって、そのため、顧客から犬を預かる前に宿泊カルテを書いてもらう。
カルテには当該犬の性格や特徴をはじめ、ごはんを与える時間や量、散歩の時間や回数などをできる限り詳細に描き込む。これを基にスタッフが自宅と限りなく同じ環境下でのケアに努める。