厚労省などによると、岩手県と山口県でも初めて国内感染の患者が確認され、5日までに明らかになった患者は14都道府県で71人となった。いずれも最近の海外渡航歴はなく、新宿中央公園の例を除き、70人は東京の代々木公園周辺を訪れていた。重い症状の患者はいない。
厚労省は「代々木公園に限らず、蚊に刺されて3~7日後に高熱や目の痛みなどの症状があった人は、早めに医療機関に相談してほしい」としている。
≪殺虫剤散布し駆除開始…利用者不安≫
代々木公園と新宿中央公園は比較的近接しているが、初の“感染源”拡大となる。新宿中央公園を管理する新宿区は注意喚起の看板設置や駆除に追われ、副都心の憩いの場の利用者からは「ここでもか…」といった声が聞かれた。
「漫才の練習をしていてよく蚊に刺される。代々木公園のニュースを聞いて、ここも危ないんじゃないかと話していた。ついに、ここでもかという感じ」
新宿中央公園でデング熱の感染疑いが判明した5日午後、漫才コンビを組んでいる都内の学生、永橋紫織(しおり)さん(22)と宮崎凪沙(なぎさ)さん(19)は練習後、困った表情を浮かべた。