決勝の相手、チリッチは198センチの長身を生かし、高い打点から繰り出す強烈なサーブが武器だ。錦織はチリッチについて「展開が速いプレーに変えてきている。しっかりしたディフェンスは必要。気持ちはしっかり準備しておきたい」とした上で、「(決勝へ向けて)自信もついてきている。(3試合連続で世界トップ10の)強い選手も倒して、いいテニスができてきている。このまま調子を落とさずにやれれば絶対にいけると思う」と言い切った。そう、今の錦織のテニスは間違いなく世界一だ。油断以外に死角はない。(SANKEI EXPRESS)
■テニスの四大大会 全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権(全英オープン)、全米オープンと伝統ある4つの大会を指す。参加選手数や賞金額も最大規模。最も古いのは1877年に始まったウィンブルドン。今年の全米男女シングルスの優勝賞金は300面ドル(約3億1500万円)。現在は全仏が赤土のクレー、ウィンブルドンが芝、全豪と全米がハードと、コートが違いプレーの特徴も異なる。