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地域材で「木の家」 森を元気に  林野庁の木材利用ポイント事業 申請11万件達成 (3/4ページ)

2014.9.11 14:55

「申請件数は順調に伸びており、地域材の需要喚起につながっている」と話す、林野庁林政部木材利用課長の吉田誠さん=2014年9月3日(ニュースペース・コム撮影)

「申請件数は順調に伸びており、地域材の需要喚起につながっている」と話す、林野庁林政部木材利用課長の吉田誠さん=2014年9月3日(ニュースペース・コム撮影)【拡大】

  • 木材をふんだんに活用した住宅の例。住宅の新築だけでなく、内装・外装の木質化もポイントの対象になる(林野庁林政部提供)
  • 林野庁の木材利用ポイント事業の概要=2014(平成26)年9月10日現在

 ※(2014年)9月30日までの住宅工事着手分、製品購入分がポイント付与の対象となる

 ≪森林資源増加 木材自給率は28%に≫

 日本は世界有数の森林国だ。国土面積に占める森林面積の割合は68.5%でフィンランド、スウェーデンについで3位。しかも、日本の森林資源量は毎年1億立方メートルも増大を続けており、平成24年の全資源量は49億立方メートル。人工林の面積は40%を占め、戦後の昭和20年代以降に植林されたスギやヒノキなどが利用可能な50年生以上になり資源量の増大につながっている。

 一方で、木材消費量は7000立方メートル程度にとどまり、しかも国産材の利用量は低い。近年、木材自給率は20%を割っていたが、ようやく回復しつつあり、平成25年度で28.6%となっている(いずれも林野庁資料から)。

 森林資源が増大しているのに木材利用が進まないと、間伐などの森林の手入れが十分に行われず、混み合ったままだとせっかく育った木も弱々しく、土壌も失われて土砂災害の原因にもなる、CO2吸収能力も落ちるといった悪循環に陥ってしまう。国産材で伐採されても使われずに捨てられているものが半分も占めるという。

「木の伐採は環境に悪い」という誤解について

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