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【iPS細胞】世界初移植手術 高めた安全性 入念準備、実を結ぶ (3/5ページ)

2014.9.13 07:30

幹細胞培養室での実験を視察する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(左)=2013年2月、兵庫県神戸市中央区(共同)

幹細胞培養室での実験を視察する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(左)=2013年2月、兵庫県神戸市中央区(共同)【拡大】

  • iPS細胞(人工多能性幹細胞)による移植治療=2014年9月12日現在、※写真は京都大・理化学研究所提供

 術後10週からが勝負どころ

 チームは今後4年間、安全性を検証し、将来の治療法として有望かどうかを探る。移植は計6人の患者で順次行う計画だったが、11月に施行する再生医療新法の影響で2例目以降の実施は再検討が必要という。

 色素上皮細胞の移植は、視力の劇的な改善は望めない。特に今回の患者は症状が重く、網膜の細胞が大きく損なわれている。ただ、症状の進行が抑えられたり、視力がわずかに改善したりする可能性はある。栗本部長は「術後約10週からが有効性確認の勝負どころ」と話す。

 安全性を確認できれば、将来的には症状がより軽い患者に移植して視力を改善することも検討する。理研の高橋政代・プロジェクトリーダー(53)は色素上皮だけでなく、光をとらえる網膜の視細胞を再生する根本的な治療法にも取り組む計画だ。(SANKEI EXPRESS

一緒に留学していた米国で再生医療研究

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