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【iPS細胞】世界初移植手術 高めた安全性 入念準備、実を結ぶ (5/5ページ)

2014.9.13 07:30

幹細胞培養室での実験を視察する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(左)=2013年2月、兵庫県神戸市中央区(共同)

幹細胞培養室での実験を視察する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(左)=2013年2月、兵庫県神戸市中央区(共同)【拡大】

  • iPS細胞(人工多能性幹細胞)による移植治療=2014年9月12日現在、※写真は京都大・理化学研究所提供

 転機は2006年。京都大の山中伸弥教授がiPS細胞の作製に成功したと報告すると、風向きが変わる。「これなら安全性をクリアできる」。すぐに臨床に向け研究を始めた。山中教授も「全力で高橋政代さんに協力している」と説明する。

 英科学誌ネイチャーで「今年注目の5人」の筆頭に挙げられたが「静かにやりたい」と慎重姿勢を貫いてきた。世界から注目を集める手術に臨む患者に、過度な心理負担を与えたくないという思いがあるからだ。ただ、理研で起きたSTAP細胞問題では自らの研究への悪影響を懸念し、「理研の倫理観に耐えられない」とツイッターで上層部の対応を批判した。

 現在も研究をしながら、眼科医として患者と向き合う。淳さんもiPS細胞を使ったパーキンソン病治療研究で知られており、家での話題は専ら、互いの研究についてだという。(SANKEI EXPRESS

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