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【iPS細胞】世界初移植手術 高めた安全性 入念準備、実を結ぶ (4/5ページ)

2014.9.13 07:30

幹細胞培養室での実験を視察する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(左)=2013年2月、兵庫県神戸市中央区(共同)

幹細胞培養室での実験を視察する理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(左)=2013年2月、兵庫県神戸市中央区(共同)【拡大】

  • iPS細胞(人工多能性幹細胞)による移植治療=2014年9月12日現在、※写真は京都大・理化学研究所提供

 ≪ライバルは夫 網膜再生研究第一人者、高橋政代さん≫

 iPS細胞を使った世界初の臨床研究を率いる理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代・プロジェクトリーダーは、網膜再生研究の第一人者だ。

 ライバルで京都大iPS細胞研究所教授の夫、高橋淳さん(52)と一緒に留学していた米国で再生医療研究のきっかけをつかみ、共に実現を夢見てきた。

 1995年に淳さんとともに米ソーク研究所に留学し、神経のもとになる神経幹細胞を研究。その後、体のさまざまな細胞や組織になるサルの胚性幹細胞(ES細胞)から作った網膜の細胞が移植に利用可能であることを確認した。

 だが受精卵を壊して作るES細胞の倫理上の問題や安全性の確保が壁となり、研究は前に進まなかった。

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