英スコットランド・主要都市。英連合王国はイングランド、スコットランド、ウェールズから成るグレートブリテンと北アイルランドで構成。スコットランドは1707年にイングランドと合併したが、スコットランド出身のトニー・ブレア政権時代の1997年に国民投票が行われ、議会が復活し、独立運動が活発化した。【拡大】
Q 何が嫌なの?
A スコットランドにある英軍基地に核兵器が配備されていることや、緊縮財政で福祉関係予算が削られていること。サッチャー政権時代に不人気な「人頭税」が先行導入されたことや、多数の反対にもかかわらず英国が参戦したイラク戦争も「英政府の政策と自分たちが求めるものは違う」という不満が強まる契機となったとされている。
Q 分権が既に進んでいるって聞いたけど?
A ブレア政権時代の地方分権改革で、スコットランドに幅広い立法権が認められたのは確かだ。でも、外交や軍事、財政といった基幹分野については除外されている。スコットランド行政府は基幹分野でも「自分たちで政策を決めることのできる社会をつくろう」と呼び掛け、独立して富の再分配の自由を獲得すれば暮らし向きは現在よりも良くなると訴えている。独立機運の盛り上がりは、民族主義の枠を超えたこうした呼び掛けが、移民を含め「変化」を求める幅広い住民の共感を得た結果だといえるね。(共同/SANKEI EXPRESS)