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料理上手 決め手は「塩」をいかに使うか 人気料理研究家の松田美智子さんに聞く (5/5ページ)

2014.9.18 14:05

ずらりと並んだ手作り調味料。「保存している間に発酵が進むものもあるので、育てる喜びがあります」=2014年9月11日(塩塚夢撮影)

ずらりと並んだ手作り調味料。「保存している間に発酵が進むものもあるので、育てる喜びがあります」=2014年9月11日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 人気料理研究家の松田美智子さん(本人提供)
  • 「松田美智子_調味料の効能と料理法」(松田美智子著/誠文堂新光社、1600円+税、提供写真)

 (3)最後に味を決める 「チェリートマトと卵のスープ」

 オリーブオイルで炒めたニンニクとチェリートマトをチキンスープと白ワインで煮込み、最後に塩こしょうで味を調える。汁ものやスープの塩味はあらかたつけておいて、仕上げで調整するのが基本。最初からちょうどよいくらいにつけてしまっては、出来上がるころに煮詰まって塩辛くなってしまう。

 (4)青菜を鮮やかにゆで上げる 「小松菜のおひたし」

 青菜をゆでるときに塩を加えると、色があせるのを防ぐことができる。小松菜1束をゆでるなら、1リットルのお湯に対し、粗塩大さじ1杯が目安。りんごを褐変させるポリフェノール酵素の働きを防ぐ作用もある。

 (5)腐敗を防ぐ 「簡単白菜漬け」

 刻んだ白菜に塩をしてしばらくおくと、塩の脱水作用で白菜の中の水分が出て、白菜全体が塩水にひたっている状態になる。雑菌の繁殖が抑えられるとともに、野菜の酵素が引き出され、発酵熟成が進む。

 (6)甘味を引き立てる 「煮小豆」

 「辛い」と「甘い」の正反対の味覚を、一方を足すことで、もう一方を強める。菓子などに塩を少量入れると甘さが引き立つ。小豆を煮るときは、小豆1カップに対し、水4カップ、上白糖1/2カップと塩小さじ1杯を加える。

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