「来年は30歳。30代をしっかり迎えられるように、いろいろなものを吸収したい」と話す藤田貴大(たかひろ)さん=2014年9月9日、東京都中央区の水天宮ピット(野村成次撮影)【拡大】
一瞬一瞬消えてしまう演劇という芸術だが、「だからこそ、足を運ばせ、立ち会わせ、生身の人間が目の前で動いている姿を目撃させる。それだけの魅力がないといけない」。演じる側も観客も、人生の同じ時間を共有できるという演劇の力を信じている。
同じ場面を繰り返すリフレインという手法を編み出して注目されてきた。今回も盛り込むつもりだが、「僕たちは稽古でも公演でも同じことを繰り返す。だから、舞台は反復芸術。感動や理解を助長、増幅させるリフレインなんです」と、単なる繰り返しとの違いを解く。
そのリフレインというスタイルで、すでに定評を勝ち得ているが、「とにかく向上心は忘れたくない。来年は30歳。30代をしっかり迎えられるように、いろいろなものを吸収したい」。