また、原子力規制委員会は17日、1~4号機建屋の周囲を土を凍らせた「氷の壁」で囲み地下水流入を防ぐ凍土壁の工事について、山側の全区間での工事を認めた。地下約30メートルまで凍結管を打ち込む工事を行う際、地下の電源ケーブルなどが通るトレンチ(地下道)や配管から汚染水が漏れ出す恐れがあるため、これまでは地下に埋設物がない区域でしか工事を認めていなかった。規制委は東電の汚染水漏洩防止策が「適切だと確認できた」として山側の全面工事を認可した。
海側はまだ認可されていないが、全周約1.5キロ(埋設凍結管約1550本)のうち約1キロの区間で着工が可能になり、工事が本格化する。
ALPS 年内本格稼働
12月には、昨年3月から試験運転を続けていた3系統のALPSの本格稼働が始まり、1日当たり最大750トンの汚染水を安定的に処理できるようになる。さらに、国費を投入して増設した別の3系統のALPS(処理能力計750トン)と、高性能の改良型ALPS(処理能力計500トン)も年内に本格稼働に漕ぎ着ける見通しだ。すべてをフル稼働すれば処理量は最大計約2000トンに達する。