サイトマップ RSS

【御嶽山噴火】警戒情報 登山者への提供どこまで (4/5ページ)

2014.10.1 09:35

水蒸気があがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)。臨時ヘリポートに着陸する大型輸送ヘリは、天候回復を待って人員輸送を始める予定だった=2014年9月30日午前、長野県木曽郡王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)

水蒸気があがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)。臨時ヘリポートに着陸する大型輸送ヘリは、天候回復を待って人員輸送を始める予定だった=2014年9月30日午前、長野県木曽郡王滝村の松原スポーツ公園(山田哲司撮影)【拡大】

  • 常時観測対象の47火山=2014年9月27日現在
  • 日本の主な火山災害=2014(平成26)年9月30日現在
  • 長野・岐阜両県にまたがる御嶽山(おんたけさん、3067メートル)=※カシミール3Dで作製
  • 2014年9月27日午前11時53分ごろ、長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(おんたけさん、標高3067メートル)が噴火した=※地形は「カシミール3D」で作製

 東大地震研究所の中田節也(せつや)教授(火山学)は「情報伝達の仕方を工夫する必要はあったが、一般の人が地震増加などの情報を突然受けても、危険性がどの程度あるのか判断できない。十分に理解できるようにして伝える必要があり、実際は簡単なことではない」と指摘する。その上で中田教授は「情報がなかったことを後追いのように議論するのではなく、自然災害について真剣に考える社会全体の姿勢や教育が重要だ」と話した。

 ≪噴石直撃、気道熱傷が死因か≫

 多数の死傷者を出した御嶽山の噴火。警察は死亡が確認された人の死因を公表していないが、多くの負傷者の応急処置に当たった病院関係者は、死因の多くは噴石の直撃や熱風を吸い込んだことによる気道熱傷との見方を示している。

 山頂付近にいた時、噴火に遭遇した茨城県ひたちなか市の鈴木貴浩さん(35)。一緒にいた大学時代の後輩の女性(35)が噴石を脚に受けて意識不明となった。脚は不自然に折れ曲がり、大量出血していた。止血し、心臓マッサージをしたが、鼓動が止まったのが分かったという。

頭部を噴石が直撃/熱風を吸い込んだことによる気道熱傷

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ