アラブ首長国連邦(UAE)・首都アブダビ【拡大】
太陽エネルギーが生み出す電力だけで飛ぶ1人乗りの新型プロペラ機「ソーラー・インパルス2」が来年3月、産油国で知られるアラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビを発着点に、世界一周に挑戦することが6日までに分かった。機体を開発したスイスの団体「ソーラー・インパルス・ベンチャー」などが明らかにした。UAEのアブダビ首長国政府は近年、環境問題への配慮から太陽光発電に力を入れており、今回の挑戦を機にクリーンエネルギーの重要性を世界にアピールしたいと意気込む。
蓄電で夜間も飛行
「再生可能エネルギー(への注力)が確約されているという意味で、発着点に最もふさわしいこの地を選んだ」
団体の共同創業者で最高経営責任者(CEO)のアンドレ・ボルシュベルク氏(61)は公式コメントで、今回、アブダビを発着点に選んだ理由についてこう説明した。