≪気温4.8度上昇「取り戻せない悪影響」 IPCC報告案≫
今のまま温室効果ガスの排出が続くと、今世紀末には世界の平均気温が最大4.8度上昇し、人間社会や生態系に「厳しく、取り戻せない悪影響が及ぶ可能性が増す」と指摘した国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の統合報告書最終案の全容が15日、判明した。
7年前の前回の報告書よりも高い精度で被害予測や、必要な温室効果ガスの削減幅を示し、地球温暖化に強い警鐘を鳴らしているのが特徴。再生可能エネルギーなどの比率を2050年までに3~4倍に拡充するといった大胆な対策を求めた。
国連で進む、20年以降の新たな温暖化対策の国際枠組み作りに影響を与える。今月27~31日にデンマークで開かれる総会で議論し、承認される。
最終案は「気候システムに対する人間の影響は明白で、人間活動が20世紀半ば以降の温暖化の主因だった可能性が極めて高い」とし、前回よりも人間の責任を強調した。