今のままでは、21世紀末には平均気温が20世紀末比で最大4.8度、海面水位は82センチ上昇。地域により洪水や干魃(かんばつ)など極端な気象が増え、食料や水不足も起きる。貧困が拡大し、移住を強いられる人も増え、紛争につながりかねないと警告した。
世界が目指す気温の上昇を2度未満に抑えるという目標を達成するためには、CO2の排出許容量があと1兆トンしか残されていないと指摘。今のままではあと20~30年で許容量を超え、達成困難になることを示した。
ただし、温室効果ガスの排出量を50年までに10年比40~70%削減し、2100年には排出をゼロか、大気中から取り除いてマイナスにすれば達成は可能としている。
方策として、1次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーや原発、CO2回収・貯留装置を備えた火力、バイオマス発電などの低炭素エネルギーの比率を50年までに10年の3~4倍近くに増やす必要があるとした。(SANKEI EXPRESS)