ほんと、ざっくりですみません。でもね、これが気持ちいいのなんのって、痛快なんですわ。上映時間にこだわるわたしにとっては、とても優しい100分でまとめられていることからテンポも良し。無駄なく物語は進んでいきます。
涙モノ、独白シーン
そして、特筆すべきは主演のニコール・キッドマンかな。わたしね、正直いいますと、こういった超美人女優が苦手なわけです。というか、どこかで偏見を持っている。だって、綺麗(きれい)で仕事がもらえるんですからね。もちろん、綺麗だけで通用するほどハリウッドは甘くないわけですが、肝心のお芝居を見ても、これまでは「まぁね」程度でした。
でも、まれにこういう人っているんだよね。天から二物をもらっちゃったような人が。それぐらい、ニコールさんがいいのよね。羨(うらや)ましいぐらい美貌を維持したまま、いい年の取り方をしてるっていうんですかね。で、相手役のティム・ロスは相変わらずの安定感。
全体的に映像も綺麗過ぎるのが、逆にもったいないような気もしますが、クライマックスのニコールさんの独白シーンは涙モノでございます。