研究会はまた、今年2月に549人の外国人旅行者を対象に別のアンケートも実施した。それによれば「欧米系の7割以上、アジア系の5割以上が、旅館従業員の言語対応力が不十分でも、コミュニケーションが取れた」と回答していたという。しかも宿泊の満足度も総じて高かった。
何とも大きな意識のギャップではないか。調査から浮かび上がってくるのは、外国人旅行者は「日本でしか体験できない、日本の魅力」を求めており、言葉は大きな障害にならないということだ。それに対して旅館経営者側は自らの価値に気づかず、自信を持てないでいるのだ。
旅館での消費は地産地消につながるし、地方観光の起点にもなり得る。潜在的な外国人旅行者の訪日をもっと促すためにも“Ryokan”のブランド化は喫緊の課題だ。(気仙英郎/SANKEI EXPRESS)